Skyrim 1.6.1130から1.6.640へのダウングレードと日本語化手順

The Elder Scrolls V: Skyrim
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Steam版Skyrimの最新バージョンである1.6.1130から1.6.640にダウングレードして日本語化する方法の紹介。

現状はまだ1.6.1130に対応していないModも多いので、Modを入れたいという事ならダウングレードはした方がいい。

1.6.640へのダウングレード手順

1.6.1130をクリーンインストールする

既にSkyrimがインストールされており、何かフォルダなどを弄ってしまっている場合は、ひとまず全て削除してクリーンインストールを行うと後々のトラブルが減る。

  1. SteamのライブラリからSkyrimを選択し、右クリック -> 管理 -> アンインストール で削除する
  2. steamapps\common\Skyrim Special Edition\ をフォルダごと削除する
    • 場所が分からない場合は、SteamのライブラリのSkyrimを右クリックし「管理 -> ローカルファイルを閲覧」で開くことができる
  3. %UserProfile%\Documents\My Games\Skyrim Special Edition\ をフォルダごと削除する
    • エクスプローラーのアドレスバーに張り付けると移動できる
  4. 再度SteamライブラリからSkyrimをインストールする
  5. インストールが完了したら、ライブラリのSkyrimを右クリックし、「プロパティ -> 一般 -> 言語 -> 日本語」に設定する
  6. また「プロパティ -> アップデート -> 自動アップデート -> このゲームを起動した時にしか更新しない」に変更する
    • この変更で自動アップデートを切る事により、勝手にSkyrimがアップデートされてMod環境が破壊されるという事が無くなる。どちらにせよ起動すると更新が勝手にかかるので普通のゲームであればあまり意味のない設定だが、SkyrimのMod環境ではゲームの起動はSKSEのexeを経由して遊ぶ事になる。そのため、間違えてライブラリから起動しない限りアップデートを行わずに古いバージョンのまま遊び続ける事が可能になる。

これでまずは綺麗な1.6.1130のSkyrimが用意された。

1.6.640へダウングレードする

Unofficial Skyrim Special Edition Downgrade Patcher という1クリックで簡単に過去のバージョンにダウングレードできるツールが存在するが、現状は1.5.79のみで1.6.640に対応していない。

そのため、1.6.640にダウングレードするにはSteamのサーバから過去バージョンのリソースをダウンロードしてそれを手動で配置するという方法を取る。

Steamコンソールで過去バージョンをダウンロードして配置

  1. 「Windowsキー + R」を押して「プログラムを指定して実行」のウィンドウを開き、名前に steam://open/console と入力して「OK」を押す
  2. Steamのコンソール画面が表示されるので、下の入力欄に下記の3つのコマンドを一行ずつ張り付けてエンターを押しそれぞれダウンロードする
    • download_depot 489830 489831 3660787314279169352
    • download_depot 489830 489832 2756691988703496654
    • download_depot 489830 489833 5291801952219815735
  3. ダウンロードされたリソースファイルは下記の3つのフォルダに配置されている
    • C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\content\app_489830\depot_489831\
    • C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\content\app_489830\depot_489832\
    • C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\content\app_489830\depot_489833\
  4. 上記の3つのフォルダの中身をSkyrimの実体がインストールされている steamapps\common\Skyrim Special Edition\ の中に丸ごと上書きコピーする
    • 「ファイルの置き換えまたはスキップ」のダイアログが表示された場合、「ファイルを置き換える」を選択する
  5. steamapps\common\Skyrim Special Edition\SkyrimSE.exe を右クリック -> プロパティ -> 詳細 を開き、製品バージョンが1.6.640になっている事を確認する

download_depot はSteamCMDというSteamをコマンドラインで操作するためのインターフェースの中の一つのコマンド。指定したdepotを C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\content\app_<appid> にダウンロードする。appidは各ゲームに割り当てられるIDでSkyrim Special Editionであれば 489830 になる。構文は下記の通り。

download_depot <appid> <depotid> <manifestid>

各IDはSteamDBで確認できる。例えば一つ目のコマンドであればdepotidは489831、manifestidは3660787314279169352なので、こちら で何がダウンロードされるのか確認できる。

1.6.1130で追加された不要なファイルを削除する

1.6.640では使用しない1.6.1130で追加された余計なファイルが残ってしまっているので、 steamapps\common\Skyrim Special Edition\Data\ 内の下記の3つのファイルを削除する。

  • MarketplaceTextures.bsa
  • _ResourcePack.bsa
  • _ResourcePack.esl

英語に戻るので再度日本語設定にする

steamapps\common\Skyrim Special Edition\Skyrim_Default.ini をメモ帳等で開き、下記の通り3つの変更を行い保存する

1. sLanguage=ENGLISHsLanguage=JAPANESE に変更

2. 下記の2行を末尾に追加する

[Fonts]
sFontConfigFile=Interface\FontConfig_ja.txt

3. sResourceArchiveList2=Skyrim - Voices_en0.bsa, ...の行の Voices_en0.bsaVoices_ja0.bsa に変更する

保存したらゲームを起動して問題なく動作する事、メインメニューやセリフなどがちゃんと日本語になっている事を確認する。

Steamでは日本語設定でSkyrimをインストールしたが、その後のコンソールでダウンロードした過去バージョンを上書きした事で英語設定になってしまっているので、上記の通り Skyrim_Default.ini を再度日本語用設定に戻すことで対応している。

Skyrinの設定は %UserProfile%\Documents\My Games\Skyrim Special Edition\Skyrim.ini 等のINIファイルで行うが、Skyrim_Default.ini はそれらのベースとなるファイルでこのコピーがデフォルト設定として使われる。

上の手順通りやっても日本語化されない場合は、Skyrim_Default.iniを変更する前にゲームを起動してしまい英語設定状態で Skyrim.ini が作成されてしまった可能性がある。その場合は上記で行った変更を同じように Skyrim.ini に適用すると日本語になるはず。

おわり

これでSkyrim Special Editionの1.6.640の日本語の環境が完成。

現状はバニラの公式日本語翻訳の状態だが、有志による日本語翻訳改善Modを使用している人も多い。下記のようにいくつか存在する。

Japanese translation AE update
Fixed all Japanese translations, including downloadable content for Skyrim AE 1.6.1130.Skyrim AE 1.6.1130のダウンロードコンテンツを含め...
日本語訳改善mod Improved Japanese Translation|skyrimshot
日本語訳を改善するmodです。読みやすく、使いやすく、違和感のない訳です。固有名詞はあまり変更せず、会話や本を中心に2500行以上(校正含めると1万8千行以上)にわたる修正を行っています。